目次
質問内容
結婚して10年が経ちます。
結婚前から「あれ?」と思うことはあったのですが、本格的にモラハラが始まったのは結婚後1ヶ月ほどしてからです。
些細な事で突然怒り出すし、怒りだしたら止まらずにどんどん声は大きくなります。また、自分の価値観にそぐわないものは徹底的に排除しようとしてきます。
夫は家計を管理しているので、例えば一緒に買い物に行った時などに「これ欲しい」とねだっても「そんなの必要ないんじゃない」と言って買ってくれません。そのくせに自分の趣味のものにはお金をかけます。
夫の顔色ばかりをみて生活するのに疲れました。
モラハラって治るものなのでしょうか?

パートナーシップカウンセラー梅田もと子からのアドバイス
私の体験から~モラハラの幕開け~
私の結婚生活も同じ感じでした。
結婚前からなんとなく気づいてはいたんです。
過去の話をすると、「そこは誰と行ったんだ?」と言って追及する。
些細な事で突然怒り出し、そこにお酒が入ると延々とお店の中で他人にも聞こえるくらい大きな声で説教が始まる。
でも私は「愛されているからこんな風に言うんだ」と勝手に解釈していました。
結婚後、すぐに指示や束縛が始まりました。
忘れられないのが、夜外食に行き、帰りに立ち寄ったコンビニで夫がビールやつまみをかごに入れていた時、毎月買っていたファッション誌を私がねだった時のことです。
夫は「何で俺が買わないといけないのか」と言ったんです。
私は???でした。
その時、とても落胆したのを今でも思い出します。
それが始まりでした。
夫は次から次へと私の行動を制限し、束縛していきました。
また、夫の仕事を手伝うのが当たり前になり、自由な時間が全くなくなりました。
家計も夫が握っていましたので、買い物に行くときに要る分だけもらって行くという形でした。
帰ったらレシートとお釣りを返すんです。
「○○を買ってきてくれ」とおつかいをしょっちゅう頼まれました。
夫の想うものと形状が違ったりしたら「交換してきて」といとも簡単に言ってくるんです。
私は正直イヤでした。
「自分で交換して来ればいいのに」といつも思ってました。
でも言えないんです。

悩み続ける日々
でもある日、言い返したんです。
それまで思っていたことを。
すると、10倍くらいになって返ってきました。
夜延々と説教は続き、そこでまた一言言い返すと更に声を荒げ全く違う内容の話にすり替わってまた説教が続くのです。
そんなことがあった翌朝は気分が悪く、正直顔も見たくない気分なのですが、夫は何もなかったかのように「おはよう」と言ってくる。
私は無言。
そしてまた日常に戻るのですが、また説教が始まります。
きっかけは些細な事。
「足音がうるさい」「手つきが荒い」「気が利かない」・・・
毎回決まって「お前は人間ができてない」と言われるようになりました。
また、「お前が怒らせたんだ」とも。
私は悩みました。
最初の頃はインターネットはありましたが、携帯電話なんて普及してません。
ちなみに私は携帯電話もなかなか持たせてもらえませんでした。
「必要ないじゃないか」と一言で片づけられてしまいます。
結局かなり出遅れ、子供の部活動の連絡に必要になり子供と同じくらいのタイミングで持つようになりました。
誰かに悩みを相談したかった。
でも相談できるような友人も近くにいない。
電話しようにも固定電話しかない。
その固定電話は玄関にしかない・・・
「外の公衆電話でしよう」と思っても、一緒に仕事をしているので自由に出歩くことも出来ない・・・
「電話をしているところを誰かに見られたらなんと弁解しよう」などと考えていたらなかなか行動に移せませんでした。(2回ほど悩み相談や市の相談窓口に相談しましたが・・・)
結局買い物のついでに近くの図書館に行き本を借りてくるのが習慣になりました。
本は、悩み解決本のようなもの。
斎藤茂太さんの本などが多かったような気がします。
隙間時間を利用して読書をしました。

モラハラと判明する
随分悩み続けました。
「人を怒らせる私は何故こうなってしまったのだろう?」
「私は欠陥人間なのだろうか?」
「怒らせないようにするにはどうすればよいのだろう?」
答えは見つかりませんでした。
それから随分年月が経過してから友人から「それってモラハラだよ」と言われました。
その時から「モラハラ」について調べだしました。
事例が全て「あるある」でした。
モラハラ関連本を読み漁るようになり、
「私が悪かったのではなかったんだ」ということがわかり気持ちがちょっとだけ楽になりました。
自分を責めたり顔色を窺ったり・・・
そんなことはする必要はないのだ!

一番救われたこと
自分を必要以上に責めることはなくなりましたが、定期的にモラハラは繰り返されます。
毎回決まって「お前は人間が出来ていない」と言われるので、自己肯定感が上がるということはありませんでした。
ストレスは相変わらず溜まります。
その頃には携帯電話を持っていましたので、一番の親友にメールで愚痴ってました。
それのおかげでかなり救われました。
一旦文字にすることでも客観的に見ることが出来ますし、
その内容を読んでくれた友人が共感してくれる・・・
今でもその友人には感謝しています。

転機が訪れる
その後転機が訪れます。
夫が倒れたことをきっかけにある方に相談に行った時の事です。
その方は私にこう言いました。
「あなたは好きなことをしなさい」と。
当時夫はアルコールを毎晩大量に飲んでいました。
しかも休肝日などまったくなく・・・。
「あなたはお酒を買いに行ってはいけません!」
「今日から私はお酒を提供しませんと宣言しなさい!」
「宣言したら貫くことです。 もうあなたの問題ではないのです。 彼が飲んでいても見てみぬふりをするのです。」
「とにかく自分のやりたいこと、好きな事をしなさい。最初のうちは嫌な顔をするかもしれないけれど、そのうち慣れてくるから。」

行動を起こす
私はそこから躊躇しながらもあえて自分のしたいことを夫に伝えるようにしました。
もちろん、すんなりとは行かなかったですよ。
それでも言い続けました。
「子供の部活の応援に行きたい」
「パソコン教室に行きたい」
「市民講座に通いたい」
「外に働きに行きたい」
それまで一歩も外に出したがらなかった夫が「いいよ」と言ってくれるようになったんです。
それから一つずつ叶っていきました。
不思議なことにモラハラも頻度が減っていきました。
週に1~2回が2週間に1回になり、1ヶ月に1回になり・・・
相手の顔色を見てではなく、自分を主体に行動することで私自身も家でのストレスの感じ方が変わっていきました。

相手の問題と自分の問題を分ける
相手を変えようとしても変わらないんですよね。
相手の問題は相手の問題なんです。
自分のことで相手がどう思おうと自分を犠牲にしてストレスを感じることはないのだと気づきました。
モラハラを改善しようと努力をするよりも、自分の好きなことをするほうがかえってよいのです。
ポイントはコレ。
相手の問題と自分の問題を分けて、自分のしたいことを相手に伝える。
私は、基本的にモラハラは治らないと思っています。
もちろん程度の差もありますので、一概には言えませんが。
ただ自分自身の捉え方は変えることが出来ると思うんです。
まず自分を変えることで、周りにもその生き生きとした波動が伝わると思います。
なので、大切にするべきは「自分自身」。
自分で「自分の可能性はこのくらい」と勝手に決めることはありません。
その後に出会った「潜在意識書き換えセラピー」により「自分はダメな人間なんかじゃない。自分はすばらしい人間だ。」と書き換えることにより、自己肯定感を取り戻すことが出来ました。
モラハラの程度にもよりますが、まずは自分自身を大切にすることで周りが変わってくるのを感じられると思います。

まとめ
些細な事で突然怒り、怒りだしたら止まらないモラハラ夫を持つ40代女性がモラハラを治すことが出来るのかという質問でした。
私も同じ体験をしてきてわかったことがありました。
それは「自分自身を大切にする」ということ。
相手の問題は相手の問題であり、自分の問題ではないのです。
モラハラを治すというよりも、自分のしたい事や好きな事を口に出して行動することで周りが変わってくるのを感じられると思います。
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